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【未来都市】戦車に突撃

ミア戦車突撃1
【未来都市】戦車に突撃(1)
大陸南部では民族紛争が断続的に続いている。
この日、南部北東地区に、一人の<執行者>が投入された。
目的は、中央政府が擁護する保守派の護衛、ならびに敵対勢力である革新派の殲滅である。
「おー、こりゃまた年代モノが出てきたなー」
おどけた口調で、ミアが口を開く。
キュラキュラとキャタピラを回転させ、丘の上に躍り出たのは、旧式の有人戦車。
大陸南部では、未だに旧世代兵器が現役で使用されている。
だが旧式とはいえ、砲弾の威力は馬鹿に出来ない。
彼女が護衛する保守派の補給車両など、一撃で吹き飛ばすだろう。
彼らの運命は、一人の少女に託された。
不安げな目をする兵士達に、少女が微笑む。
「だいじょぶだいじょぶ。あんなの楽勝だよっ。まーかせて♪」




ミア戦車突撃2
【未来都市】戦車に突撃(2)
少女が、丘の上に向かって駆け出す。
脇から現われた戦車随伴歩兵達が、銃を少女に向ける。
だが彼らがトリガーを引くより早く、少女は敵の懐に飛び込む。
少女の拳が、歩兵の一人の顔面を捉える。顔面を陥没させ、哀れな歩兵は真横に吹き飛んだ。
慌てて歩兵達は少女の方向へと体を向けるが、既に少女の体は宙を舞い、更に部隊の中心へと降り立つ。
着地間際に、少女の拳で二人が頭部を割られ、膝から崩れる。
そのまま流れるように、近くの歩兵に蹴りを放つ。
首をあらぬ方向に曲げながら、また一人吹き飛ぶ。
「脆いなあ。あははっ、ミアに近づくと、死んじゃうよっ」
まるで嵐だ。少女が動くたびに、人間が塵のように舞い、地面へ落下する。
やがて兵士達は戦意を喪失し、蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
少女が戦車の元へと辿り着く。
戦車の砲塔が、保守派部隊の補給車両へと狙いを定める。




ミア戦車突撃3
【未来都市】戦車に突撃(3)
がくん、と車体が揺れる。少女が、車体に手をかけ、持ち上げようとしているのだ。
側面が地面から、浮き上がる。
「うわっ、これすっごい重いなぁ……」
だが少女の化け物じみた怪力をもってしても、一人でこの重量を腕力だけで持ち上げるのは至難の業だ。
「うーん、そんじゃこうしてやるっ」
少女は車体の上に乗り、主砲に手を廻し、
「えいっ」
まるでプラスチック製の定規を曲げるかのごとく。
少女の怪力が、鉄製の砲塔をへし曲げていく。
メキメキと音を立てて、主砲が上方に曲げられていく。
「さーてと」
補給車両が狙われる心配が無くなったのを確かめてから、少女は上部ハッチに近づく。
そして優しく、上部ハッチをコンコン、とノックした。
「もしもーし、出てきなさーい。車体ごと潰しちゃうよー?」
少女のノックが、だんだんと、強くなる。ゴン、ゴンと鈍い金属音に変わっていく。
ゴン!
ガン!
ドゴン!
車内の兵士達は、暗闇の中、ただ震えているだけだった……。




ミア戦車突撃4
【未来都市】戦車に突撃(4)
観念したのか。
戦車のハッチが開き、兵士が顔を出す。ミアは、怯えきった兵士を笑顔で出迎える。
「こんにちわ~♪」
少女は兵士の体を掴み、戦車から引きずり出す。
頭に足を絡め、締め上げる。
「がっ……」
息ができない。少女の万力のような脚の締め付けに、兵士の頭蓋が軋む。
「出てきたご褒美に、優しく潰してあげる♪」
もう、逃げられない。
少女は言葉通り、すぐに潰したりはしなかった。
ゆっくりと、脚を締め付けていく。
その間、兵士がいくら泣き叫んでも、命乞いをしても。
少女はただ、笑顔で兵士の頭を優しく撫でるだけ。
やがて兵士の頭蓋から、骨の砕ける音が聞こえてきた…。
プロフィール

ネムレス

Author:ネムレス
ネムレスです。
怪力少女が大好きですっ。

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